SICP 孤読書会 - 2 手続きによる抽象の構築

2章では、データオブジェクトを組合せ、合成データ(compound data)を作って抽象を構築することを学ぶ。

合成データが作れると、

  • 言語の持つ基本的データオブジェクトより高いレベルの思考で、データを扱うことができる。
  • プログラムの部品化度を増やすことができる。
  • プログラムを取り替え引き替えして組み合わせる時、公認インターフェース(conventional interfaces)として役立つ。


データオブジェクトをどう表現するかに関するプログラム部分を、 データオブジェクトをどう使うかに関するプログラム部分から隔離する一般的技法をデータ抽象(data abstraction)と呼ぶ。

データ抽象により、

  • プログラムの設計、維持、修正が容易になる。
  • プログラムの部分部分で適切な抽象の壁(abstraction barrier)を建てることができる。


SICP 孤読書会のメインページはこちら

計算機プログラムの構造と解釈

計算機プログラムの構造と解釈